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2005年4月18日 定例記者会見

クエスチョンタイムにすべての野党党首の参加をもとめる
秋田県湯沢市の市長選で日本共産党員市長再選
日中問題について
ライブドアとフジテレビとの和解報道について

 【クエスチョンタイムにすべての野党党首の参加をもとめる】


 今日、国家基本政策委員会の常任合同幹事会が開かれます。かねがね日本共産党としていわゆる「クエスチョンタイム」のあり方について党の立場を表明してきましたが、あらためて今日の幹事会で、みなさんにお配りしたような申し入れを各党に行います。

 党首討論というのは、国家基本政策をめぐる総理と野党党首との討論の場であって、すべての野党党首の参加・発言を認めるというのが本来の立場でなければならないと、われわれは考えています。

 また、日本共産党の場合は両院の国家基本政策委員会に委員を持っています。この委員を持っている党として、委員の発言・申し入れを基本的に認める委員会運営の原則にたって、日本共産党の発言を認めるのが当然だと思います。

 われわれは、「クエスチョンタイム」の制度が設けられた当初から、党首討論の運営に関する「申し合わせ」、例えば10人以下の会派には討論権を与えない等々について、10人以上の議席がある時から、党としてその「申し合わせ」には同意しないで改善方を申し入れてきました。

 また、今通常国会召集前に開かれた与野党国対委員長会談において、これは野党側として一致して党首討論の隔週開催、それから全野党の党首討論の参加を求めて、運営に関する「申し合わせ」の見直しを提案しました。この「申し合わせ」見直し協議をすみやかにすすめることを求めると同時に、この間、「申し合わせ」の内容につい
て多くの点で弾力的な運用が行われてきました。

たとえば、40分間の質問が45分になるだとか、総理が別の委員会などに出席する週であっても、「クエスチョンタイム」がおこなわれるということなど、「申し合わせ」内容の弾力的運用が行われてきたわけですから、10人基準についても弾力的な運用を行うということが求められるのではないか。そのことを、わが党の立場として、これまでも主張してきましたが、今日の幹事会でも表明し、各党にも申し入れたいと思います。

記者 申し入れはこれからですか。

市田 5時から会議があるので、その会場で主張もし、ペーパーもつくっていますから各党に申し入れをしようということです。

 あと、今日は都議選の演説会がずっと一連始まっていますので、その都議選の論戦問題なんかについても議論しました。

 石原都政というのは、非常に福祉を切り捨てて臨海開発など大型開発に力を入れているんですが、石原都政が非常にひどいということにとどまらないで、石原都政を支えてきた自民・公明・民主・生活者ネットのいわゆるオール与党が、ただ支えているだけではなくて悪政の推進役、旗振り役をやっているという問題について、知事選挙ではなくて議員選挙ですからそこをしっかり論戦のなかではふまえて、今もそういう論戦をやっていますが、そこが非常に大事だなと思っています。

 もっとひどくやれと与党がけしかけている感じですよね、石原都政は悪いけどね、両方よく見ていかないと。単にチェック機能を果たせていないという程度の問題ではないということです。

 【秋田県湯沢市の市長選で日本共産党員市長再選】


 合併した市の市長選挙で初めて日本共産党の党員首長が当選しました。湯沢市の市長ですね。鈴木さんというのは、もともと湯沢市長だったんですが、その湯沢市に周辺の町が合併しました。合併市であらたに行われた市長選挙で日本共産党員首長が誕生したのは、この湯沢市が初めてです。この間の湯沢市長としての実績をふまえて、保守や無党派の方々とも共同して、当選できたことは大変おおきな意味がある。

 引き続き次の日曜、その次の日曜も、たくさん合併市などの選挙があります。失敗したところも昨日の投票ではありましたから、前進した教訓をしっかり生かしながら、とりこぼしがないようにしていこうという点について、(今日の常任幹部会で)議論をしました。

 【日中問題について】


 なお、日中問題について言いますと、先週、私が基本的な立場について記者会見で申し上げました。その後、中国の全人代の副委員長、日本の国会で言えば副議長にあたる方が日本を訪問されて、日本共産党の本部にもこられました。志位委員長、緒方国際局長、穀田国対委員長などがこの会談に出席いたしました。私が月曜日の記者会見で述べた基本的な態度をふまえて、志位委員長が日本共産党の立場を表明しました。

 あらためて言っておきますと、この間、日中両国民間の関係が悪化していることを憂慮している。これは志位委員長の発言です。その原因は様々だが、根源は日本の一部に過去の侵略戦争と植民地支配を肯定・美化する動きがあることである。第2次世界大戦後の世界秩序というのは日本・ドイツ・イタリアの侵略戦争への断罪を土台として戦後の世界秩序がつくられたわけだから、この土台を否定するならば、すなわちあの侵略戦争の反省、二度と再びあのような侵略戦争を行わない、その反省の立場に立たない限り、国際社会で今後生きていけない、その土台を否定するならば、日本がアジア・世界で生きる足場を失う、そういう重大な性格を持つ問題であるということで、小泉首相の靖国神社の参拝、歴史教科書問題などを厳しく、この間わが党は批判してきました。

 ドイツが侵略戦争を反省して近隣諸国の信頼を得たように、日中関係も日本が侵略戦争を反省して中国と歴史認識を共有する、真に未来に向けた友人としての関係に発展させることが求められると基本的態度を述べたうえで、中国のみなさんにふまえてほしい問題があるということで三点述べました。

 第一点は、過去に日本が行った侵略戦争と現在中国で日本の民間が行っている経済活動などを区別することです。戦前、戦中の日本商品というのは中国にとっては明らかに経済侵略の一つの象徴で排斥運動も起きました。しかし、今の日本の経済活動というのは両国の合意のもとに行われている。日中間の経済交流を両国国民の利益にかなったやり方で発展させることが求められている。過去に日本が行った侵略戦争、これを日本政府がしっかりと反省するという問題と、今中国で日本が行っている経済活動の問題とを区別する、ここをふまえてほしい。

 二つめには、これは月曜日の記者会見でも言いましたが、歴史逆行の動きを見せている一部の政治家と日本国民全体とを区別してほしい。日本国民の多数は間違った戦争を二度と繰り返したくないというそういう平和の思いを持っているし、平和を願う両国民の連帯が大切だ。

 三つめに、日本の一部の動きへの抗議や批判を暴力で表すのではなくて、どんな問題でも道理ある冷静な態度を守ってほしい、そして中国在住の日本人・企業・大使館の安全確保について多くの日本国民は心配しており、万全の対策をとるよう政府に伝えてほしいということを全人代の副委員長に要望いたしました。

 これに対して、全人代の副委員長は、中国のみなさんがふまえてほしいと言って提起した三点については十分に理解出来るという立場を表明しました。以上が月曜日の私の記者会見以降の問題です。

記者 中国問題なんですが、その後も結局、先週末にもかなり被害が出ているわけですが、今後の改善策についてはどのように考えられていますか。

市田 今、私が述べた三つの点が大事じゃないでしょうか。根底にはどういう問題があるか。あわせて、中国側にもふまえてほしい問題が三つあるということを言いました。

記者 中国の外務次官が、日本がまず謝罪すべきだということをおっしゃっているんですが。

市田 だから今言った通り三つの問題が大事だというのがわが党の立場です。根底にあるのは先ほど言ったように、戦後の原点を損なうような侵略戦争の無反省、あの侵略戦争遂行の精神的支柱であった靖国神社、今もあの戦争を正しかったと述べている、靖国神社に繰り返し参拝する、自存自衛の戦争だったとあの戦争を美化する歴史教科書を検定で合格にする、こういう態度を改めることが日中間の関係、私はこれは日中間の関係だけではない、アジアと世界で日本が生きていけるかどうかということにもかかわる重要問題だと思っています。

 戦後の原点とは何かということが根底から問われている大事な問題です。同時に今言ったように、どんな主張・主義であっても暴力で訴えることにはわれわれは絶対に反対だ。在留日本人安全の確保のために万全を期してほしいと強く求めたということです。

 【ライブドアとフジテレビとの和解報道について】


記者 ライブドアのことで、ライブドアが過半数を保有する日本放送株をフジに譲渡して和解が成立してきているんですが、この辺についてはどうですか。

市田 共産党としてコメントするべき性格の問題ではないんじゃないかと思います。
いろんな見方、考え方があるでしょうけれど。