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2005年2月7日 定例記者会見

中間選挙の結果について
「政治とカネ」・・・中心問題は企業・団体献金の禁止
四月の衆院補選の争点は大増税・負担増路線と憲法・平和の問題
スーダンPKOへの自衛隊派遣には反対
その他

 【中間選挙の結果について】


 昨日の中間選挙、定数1で勝ったところが2つありました。小さな町のことだから、あまりこちらから言わなかったんです。(長崎県に)香焼町というところと伊王島町というところがあるんです。これは長崎市と合併するんです。長崎市の周辺にある町です。そういうところは大体定数1になるんです。これまで12〜13人いたところで、共産党が1議席持ってたところなんですけれど。定数1の選挙で当選したというのは貴重ですね。

 合併に賛成の人も反対の人も、そういう大きな市に吸収される場合に、これまでの福祉がどうなるのか、公共料金がどうなるのかなど、いろいろ心配がありますから、そういう問題にこたえたビラが共感をよんだということです。

 小さな町ですが、香焼町というのは日本でも有数の共産党員と赤旗読者の多いところなんです。伊王島町もそうです。伊王島町は赤旗日曜版読者は有権者比12・4%です。党員でいうと人口比で3・6%じゃないですかね。これはものすごいですよ。

 要求にもとづくみんなの思いに合致した政策を提起したということと、党の土台がしっかりしていたということと、合併に伴うさまざまな矛盾、要求がありますから、それをきちんととらえて政策化したというのは大きな意味があると思います。

 それから、西東京の市長選挙も共産党も推し、政策協定も結んだ候補者が勝利しました。

 【「政治とカネ」・・・中心問題は企業・団体献金の禁止】


記者 明日、衆議院予算委員会で「政治とカネ」の集中審議がありますけれども、それを含めて「政治とカネ」について、共産党としてこの国会でどういうふうに引き続きやっていこうとされているのか。

市田 まず、橋本元総理の問題で言えば、1億円のお金をもらったことを小切手にせよ「覚えていない、しかしそう言われればそうだろう」。こんな無責任な話はないわけですし、村岡さんだけ起訴になって、他の人はまったく不問となっているわけで、やはり国会にきちんと関係者に出てきてもらって、密室での弁明の場である政倫審だけではなくて、国会での参考人招致なり証人喚問で真相を究明していくことが非常に大事だと考えています。

 われわれ一貫して言っていますように、政治とカネの問題で言えば、相手が政党であろうと政治家であろうと、企業や団体がもともと献金するというのは、そのお金で自分たちの思いをとげさせようと、もっと露骨に言えば賄賂性をもともとおびているわけで、そういう大元を断っていくということが非常に大事だと思います。

 この問題で言えば、自民党と同時に民主党も山梨県教組から組合ぐるみの献金を受けていたというのは重大な問題があると考えています。企業からだけではなく団体からの献金も禁止すべきだというのが共産党のスタンスです。そういう意味では、野党であるからと言ってそういうことを曖昧にしてはならない。自浄作用を発揮してほしいと思います。

 しかし、「政治とカネ」で一番大きな問題は、例えば日本経団連などが政策評価、成績表を作って、自分たちの政策を実現してくれそうな政党にはたくさんの献金をする、いわばおカネで“政治を買う”という仕組みそのものにメスを入れる太い議論が大事だなと思いますし、同時に今、疑惑が具体的に持ち上がっている問題については、証人喚問、参考人招致もやり真相の究明をはかっていくことが必要だと思っています。

 【四月の衆院補選の争点は大増税・負担増路線と憲法・平和の問題】


記者 先の話になりますが、4月に補選が行われますが、そこでの現時点での取り組み状況と合わせて、現時点で特に考えられる争点といったあたりのことを確認したい。

市田 いずれも候補者を決めて既に選挙活動を取り組んでいます。補選とは言え国政選挙ですからやはり大きな柱としては、大増税・負担増の政治を許すのかどうか、これは国会でも志位委員長もわれわれの代表質問でも追及したように、これだけ国民の所得が落ち込んでいる時に増税路線に大きく足を踏み出すということは、暮らしと景気・経済の破綻、財政の破綻にも導く、やはり国民の暮らしを応援し、中小企業を応援してこそ、暮らしも景気も財政も立て直すことが出来る。財政が大変というならいっぱい無駄な公共事業があるわけですから、そこにメスを入れるべき。大増税・負担増路線に審判を下すということと、大きくはやっぱり憲法・平和の問題でしょうね。これが大きな争点になるだろうし、3つめには政治とカネの問題で、先ほど述べたようなことが争点になると思います。

 いずれも定数1の選挙ですが、正々堂々と準備をよくしてたたかいたいと思っています。

 【スーダンPKOへの自衛隊派遣には反対】

記者 スーダンへのPKOについて政府が検討していますが、共産党としてのスタンスは。

市田 われわれはもともとPKO原則に合致する状況が今のスーダンにあるかどうかにかかわらず、PKOにもとづく自衛隊の派遣には反対ですから。今日の細田官房長官の予算委員会での答弁は、「PKOによる自衛隊の派遣が可能かどうか現地の状況をよく調査をする」ということですよね。そのうえで判断をすると。よく調査されるのはいいんですが、よく調査して今のPKO法にもとづいて自衛隊の派兵は可能だという判断をされたとしても、われわれは自衛隊の海外での軍事活動には反対という立場ですから。スマトラなんかは、大災害にあたっての純粋の人道支援活動ですから反対をしないという態度をとりましたが。

 【その他】

 それから今日、北方領土返還要求全国大会がありました。一部に志位委員長が行くのは初めてかという質問がありましたが、これまで党首に案内が来ていたわけではなくて、今度は50周年の記念の大会で、単なる北方領土返還要求全国大会というのではなくて、節目の記念の年にあたるので各党党首に案内が来て、挨拶要請もあったので、委員長は常任幹部会の会議を中座して行って挨拶をしたということです。毎年、各党に案内が来ており、参加していましたが、挨拶の機会があったのは私の記憶では今回が初めてです。

記者 金曜日に赤旗で、一部週刊誌の報道に関して、「これは遺憾で・・・」とありましたが、ある程度のスペースをさいて報道する必然性があったということでしょうか。

市田 そうですね。必要だと判断したからです。