2020年7月8日(火)
党員拡大を中心とする
党勢拡大特別月間 9月30日まで
「第二決議を最大の指針に」 党員拡大を
京都・大阪 学習交流会 市田副委員長が講演

(写真)講演する市田副委員長=5日、大阪市西淀川区
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市田忠義副委員長は4日に京都府委員会、5日は大阪府の西淀川・此花地区委員会が主催する「党員拡大の経験交流・学習会」で講演しました。京都府では、各地区と会場を結ぶオンライン学習会になりました。
市田氏は、新型コロナウイルス感染の危機のもとでの奮闘と、両党組織が歴史的に果たしてきた役割に敬意を表し、(1)「日本共産党をとりまく客観的条件の大きな変化」、(2)「どういう党をつくるのか――第二決議第4章を指針に、その実践と一体に『特別月間』にとりくむ」という二つの柱で話しました。
第一の柱では、「党建設で前進する客観的可能性と主体的力」(第二決議)について述べ、6月20日の全国都道府県委員長会議での志位和夫委員長の発言を紹介しつつ、コロナ危機を体験している国民のなかに「一過性でない、深いうねりのような前向きの大きな変化がおこっている」と強調。党機関、支部が自分たちのまわりで起こっている変化を深く討議し、つかむことをよびかけました。
第二の柱では、「対象者を広く出しあう」「党員拡大はどの支部、党員でもできる」こと、新しい「入党のよびかけ」を思い切って活用することを強調しました。そして、常任幹部会の「訴え」(6月1日)が「第二決議を、最大の指針に」と述べているのはどういうことか、第二決議第4章にもとづき、党員拡大は「支部が主役」に徹すること、党員拡大のあり方の改善、迎えた党員の成長をはじめ、決議の一項一項の重要性について、「特別月間」での全国の経験をまじえて語り、これらを実践するカナメは機関活動の抜本的改善にあることを、中央自身の反省にもふれて強調しました。
両会場とも、市田氏の講演を受けて、この間の積極的経験が交流され、京都では、「若い世代の成長と活動の場をどう保障すればいいのか」という質問に、市田氏が全国の経験を紹介し、こたえました。
西淀川・此花地区では、「離党者を多く出した過去の苦い経験の反省に立って、綱領と規約にもとづく原則的活動で党をつくりたい」「『支部が主役』に徹しているかどうか、つくづく思い知らされている」など、市田氏の講演に学んだ発言が続きました。
京都府はオンラインで250人、西淀川・此花地区では100人をこえる参加があり、感想が多数寄せられ、「特別月間」の正念場である7月、奮闘する決意を固めあいました。
参加者の感想
「40代の現役バリバリ、10代、20代の7人に入党をよびかけ、日常的に接しています。ともに学び、ともに成長する精神で、粘り強く、よびかけていきます。あきらめません」
「綱領学習を深めつつ、広い視野で対象者を出しあい、声をかけ、粘り強く活動していくことが大切」
「『入党のよびかけ』を活用し、私の思い、『共産党のここが好き』を自分なりに語ってみようと思いました」
「“自分が”でなく、『支部が主役』の活動をていねいにすすめたい。正直、党員を増やしても…という気持ちが腰を引けさせていたが、今日の話ですっきりと腰が座った」
「『七転び八起』という言葉があるが、まだ一回も転んでない」「断られてもへこまず、お互い学びあえるように。まずは入ってほしい人を支部で話し合っていきます」
「第二決議の内容を全国のとりくみを例として大変わかりやすくお話をしていただけた。『支部が主役』の入党の働きかけの重要性がよく分かった」
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