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ご意見ご要望をお寄せ下さい 日本共産党 副委員長・参議院議員 市田忠義
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市ちゃんの徒然なるままに
『野党共闘バッシングについて考える』  2021年11月7日

 総選挙で立憲民主党や日本共産党が議席を減らしたことから、市民と野党の共闘についてのバッシングが、自民党とその応援団である一部メデイア、自称「政治評論家」などによって執拗に行われている。
 それらの共通点は、「政策や理念が違うのに共闘するのは野合ではないか」「安保条約や自衛隊について意見が異なるのに共闘するのはおかしい」「ご都合主義の数合わせに過ぎない」というものである。
 しかし、そもそも野党間の共闘とは、基本政策、理念、綱領を異にする政党同士が、相違点は傍において当面の一致する政治的・政策的課題で力を合わせることをいう。
 基本政策や綱領が同じだったら、それは同じ党のはずである。それらが異なるから別々の独自の政党を作っているのであって、そのことを前提として政党間共闘は成り立っているのである。
 しかも、市民連合を介してではあるが、四野党の党首が一同に会して、6課題、20項目の野党共通政策で合意し、サインをして闘ったのである。
 ここでその詳しい項目を全て上げることはしないが、「憲法に基づく政治の回復」「格差と貧困の是正」「地球環境を守るエネルギー転換」「ジェンダー平等」「森友、桜を見る会などの国政私物化の真相究明」など極めて具体的な、しかもあれこれの部分的政策の合意ではなく、自公政治には全くない理念と政策を掲げた画期的合意なのである。
 これらが実現すればこれまでとは全く違う新しい日本がが生まれる。
 しかも、その共通政策を実現するために政権交代を実現し、野党の新しい政権を打ち立てるという政権合意も立憲、共産の党首間で合意し、その上に立っての候補者一本化をはかったのである。これらはわが党の歴史の上でも、日本政治史上でも初めての歴史的な出来事だったのである。
 安保条約廃棄など野党間で一致点のない政策については、日本共産党はこの政権に持ち込まないこと、新しい政権ができた際の日本共産党の協力の形態は「閣外からの協力」であることも明確にして選挙を闘った。
 このどこが野合というのか。
 野合とは、政策の合意もなく、ただ数合わせのためだけの選挙互助会的な一本化や住み分けをいうのである。
 野党共闘の非難に血道をあげているある党は、某テレビ番組で司会者から「(裏でK 党と)握っていたのでしょう」と問われ、苦笑いしながら「握っていた」と白状していたが、こういうのを世間では野合というのである。
 《野党共闘は失敗したのか》
「理念なき野合を国民が見抜いたから議席を減らしたのか」。
 事実はどうか。
 共闘の効果が直接的に現れるのは1人を選ぶ小選挙区である。
小選挙区では、候補者を一本化した214の内62で野党が勝利し、惜敗したが1万票差が32あった。
自民党の当選者の2割に当たる34人が次点との得票率の差が5ポイント未満、うち33人は5野党の統一候補との接戦に持ち込まれた上で勝利しており、自民党の幹部も、野党の共闘には「一定の効果があった」ことを認めざるを得なかったのである。
石原伸晃元幹事長、甘利明幹事長(当時)の落選が、野党共闘の結果であることは誰が見ても明らかだろう。
 日本共産党についていえば、小選挙区では沖縄一区でオール沖縄の赤嶺政賢氏が勝利した。この意義は大きいい。
しかし比例代表選挙では2議席後退し、得票、得票率とも前回を下回る残念な結果となった。責任を痛感している。
 小選挙区での共闘のあり方(名実ともに本気の共闘ができたかどうか)が比例に連動してる面はあるが、比例での後退はそれ自体独自の分析が必要な問題である。
 選挙戦の結果については支持者、党員の意見に耳を傾けつつ総括すべきだと思う。
ただ、現時点でも言えることは、政治論戦や共闘の方針は全体としては正確であったが、市民と野党の共闘の大義と魅力について広い有権者に理解してもらう努力と共闘攻撃への的確な反撃が不十分だった(時間的不足も含めて)こと、党の地力(自力)が後退しており、実力不足であったことである。
 全党の奮闘を議席増に実らせることができず、党機関の指導部の一員として責任を痛感している。とりわけ大事な局面で大病を患い全力投球できなかったことは、「やむを得ない」では済まされないことと思っている。健康の維持のための日頃の努力がどうであったかを反省させられている。
《誰が野党共闘をやめさせたがっているのか》
 言うまでもなく、自民党とその応援団の一部メデイアである。彼らが共闘を批判するのは、その威力を認め脅威に感じているからである。
脅威に感じていなかったらこれほど共闘批判に血道を上げることはないだろう。
だが、いくら彼らが批判、いや事実に基づかない非難を繰り返しても「共闘が止まることはない。なぜなら共闘は国民の声から始まったからだ。15年9月、安保法制反対で国会をとりまく市民の中から『野党は共闘』のコールが広がった。それから6年。共闘は全国いたるところに根を下ろしている。後戻りはない」のである。(志位和夫Twitter)
 今回の総選挙は、歴史上初めてのチャレンジだった。一回の挑戦で諦めるわけにはいかない。「勝つ方法は諦めないことだ」という沖縄の名言があるではないか。
 共闘を止めることではなく、発展、強化させることこそ今後に活かすべき最大の教訓だと思う。
 こう言う結果になった時に落胆するのはある意味当然のことかもしれない。しかしいつまでも落胆したままで喜ぶのはいったい誰か。
こういう時に、算を乱さず、何を確信にしてどう頑張るか。一人ひとりの党員にはそれが試され、問われているように私は思う。
「嵐は木を鍛える。」

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