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ご意見ご要望をお寄せ下さい 日本共産党 副委員長・参議院議員 市田忠義
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市ちゃんの徒然なるままに
「食べられなかったカレーライス」  2021年8月10日

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 今日から高校野球が始まった。この暑い夏、コロナ感染対策、熱中症対策など万全の体制のもと、フェアープレー精神を発揮して正々堂々のゲームを展開してほしい。
 昨夜のあるテレビ番組で司会者が、「オリンピックには反対したのに、高校野球の中止を求めないのか」と語っていたが、高校野球とオリンピックとでは規模も期間も違う。国を越える人の移動もない。
 何も全てのイヴェント、行事に反対しているわけではない。
 国民に自粛、行動制限を求めながら、他方で世界的な大規模イヴェントを強行したことが政府の提起に全く説得力を持たなかったことは、感染爆発が起こったことや、各種世論調査を見ても明らかである。
 司会者の問題の立て方と、しつこさに、ある種の意図的なものを私は感じた。
 ところで高校野球が始まると、高校球児の端くれだった私には、どうしても忘れられないことがある。
 一年生の夏、この大会が最後という三年生でも登録選手から漏れる人がいたのに、補欠ながら14名(当時のベンチ入りはこれくらいの人数だったように思うが何しろ63年も前のことなのでやや不正確)の一人に選ばれ、守備要員でサードを守ったことがあった。
 公立高校なのでいわゆる「野球漬け」ではなかったが、夏の大会の前は10日ほど、近くのお寺で合宿した。
 合宿費用は当時のお金で千円だった。今の金額に換算すればいくらくらいになるだろうか。
 千円の合宿費用が当時の我が家にはなかった。
 母子家庭で、母は住み込みで近くの幼稚園の用務員として働き、私と三つ下の弟も一緒だった。
 合宿が始まる当日の朝、キャップテンと顧問のF先生に電話して「お腹を壊して寝ている。今日は合宿に参加できない」と言った。
 その日の夕方、野球部のメンバーの一人が見舞いに来てくれた。入り口で声がしたので急いで布団に潜り込んだ。
 母が「大事な時に申し訳ない」と私に変わって謝ってくれた。
 その夜だったと思う。近所の知り合いに頼んで千円を工面して遅くに母が帰ってきた。 二、三日遅れて合宿に参加した。練習後の夕飯は美味しそうなカレーライスだったが、「まだお腹の調子が〜」と言って一口も食べなかったことを今でも鮮明に覚えている。
どんな思いで母は近所の家々を回ったのだろうか?
 高校野球の季節が巡ってくると、食べられなかったカレーの匂い、そして母の匂いを思い出してしまう。

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