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ご意見ご要望をお寄せ下さい 日本共産党 副委員長・参議院議員 市田忠義
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市ちゃんの徒然なるままに
「戸石泰一さんの会」  2020年11月1日

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名前はかすかに覚えているが、戸石さんがどんな人か、どういう作品を書いておられるのかもまったく知らなかった。
だから、標記のような「会」に参加する資格はない、と随分迷った。
ただ尊敬する友人からの案内、断るのはまずい、勉強するつもりでと思って参加した。
参加する以上、なにかひとつくらいは読んだうえでないとまずいと思い、にわか勉強で『青い波がくずれる』と、雑誌『群狼』の「戸石泰一追悼特集号」だけ、サラッと読んで会場へ。
戸石泰一は、1940年に太宰治の門下に入り、多くの文壇作家と交流をもち、自らも文壇からデビューしながら、民主主義文学同盟に参加したという異色の経歴をもつ人。
『青い波がくずれる』は、戸石さん本人と、田中英光や太宰との交流を描いた、実録的な小説。
戸石さんは、自分が「田中英光や太宰治を書くのは、統一戦線の課題だ」と語っている。大変今日的だ。
戸石さんはまた、「さまざまに屈折した太宰と党との関わりを、過小評価するのは、過大評価と同様に誤っている」(『学生新聞」1978年6月)とも書かれている。
生前の太宰とすぐ近くで交流し、戦後、自らも共産党員となった戸石さんらしい、正鵠を射た評価であるように私には思えた。
いま、民主主義文学の作家・評論家が、反動政治に抗して健筆を奮っている。一方、文壇を主要な活動の場とする作家のなかからも、安倍・菅政権の横暴に異を唱え、平和と民主主義、表現の自由や学問の自由を守るため、声をあげ、市民運動と連帯する動きがさまざまなかたちでまきおこっている。
民主主義文学の旗を守りながら、文壇の作家・文学者とも交流を続け「統一戦線」を一貫して追求した、戸石泰一が現代に生きていたら、大変喜び、さらに勇躍して活動されていたのではないだろうか。
『青い波がくずれる』(1972年 東邦出版 刊)はいまでは手に入れるのが難しくなっている。その意味で今回の新装版の出版は、戸石泰一という作家・文学者(戸石さんは高教組のリーダーとしても貴重な活躍をされた)に再び光を当てたことになる。
現在、戸石さんの名前を覚えている人は多くないが、彼の業績には、現代の目で見直す価値があるように思う。

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