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ご意見ご要望をお寄せ下さい 日本共産党 副委員長・参議院議員 市田忠義
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2010年9月6日 定例記者会見
■ 民主党代表選について


記者 
 民主党の代表選についておうかがいします。争点が色々あるなかで、一つはマニフェストをそのまま継続でやるのか、修正するのか。そういうことが争点になる民主党代表選について、どうご覧になっていますか。

市田 
 他党のことですが、事実上、次期総理大臣を決める選挙だという点ではわれわれも注目をしています。ひとことで今度の代表選挙について言いますと、参議院選挙で国民が下した厳しい審判を、民主党という政権党がいったいどのように受け止めているのかが鋭く問われています。

 今、暮らしも経済も外交も、内外に諸問題を抱えています。いったいこの日本をどうするのかということがおおきく問われているもとで、率直に言って両候補とも参議院選挙での厳しい審判を受けて、今の日本をどうしていくのかという太い柱での議論が大変欠落しているという感じがします。

 例えば財源問題にもそれが象徴的に表れていると思います。
 小沢さんの方は、「国の補助金、負担金を一括交付金ということにすればかなりの財源が生み出せる」とおっしゃっている。かたや菅さんは、「それはなかなか無理がある。方向はいっしょだけれども」ということで、結局、消費税増税に行きつかざるを得ない。

 小沢さんの主張について言いますと、国の地方への補助金は今年度で21兆円ですけれども、そのうちの8割が社会保障費、あるいは教育関係のお金で、法律で決められている国が責任を持って地方に払うべき負担金です。これを大幅に削るなんてことをやれば、暮らしや医療や教育に対する国の責任を放棄することになります。

 これは今、民主党全体が言っている地方主権論ともかかわるんですけれども、国のやるべき仕事は出来るだけ少なくして、外交と防衛ぐらいにして、国が責任を持つべき暮らしや医療、教育の問題は地方に任せるという発想の一つの表れだと思うんです。一括交付金にすれば財源がたくさん生まれるというのは荒唐無稽な財源論です。

 かたや菅さんは、あれだけ選挙で厳しい審判をうけながら、消費税増税に結局行きつかざるをえない。

 双方とも、「二つの聖域」にメスを入れるというスタンスがない。すなわち、無駄を削り、軍事費を削り、思いやり予算を無くしていくということについては一言も両者から出てきません。そして優遇を受けている大金持ちや大企業に対して、儲けにふさわしい応分の負担を求めるという考え方も両者から出てこないという点では、われわれが「二つの政治悪」と言っている、何でも財界のいいなりになる、アメリカとは対等平等な立場がとれないという枠から抜け出せないなかでの議論が行われているというのが、今の状況じゃないかなという感じがします。

 今日いっせいに一般紙が世論調査を発表しました。「菅さんが代表にふさわしい」という調査結果が圧倒的でした。これはおそらくですね、鳩山さんと小沢さんが代表と幹事長をお辞めになって参議院選挙に臨まれたという経過と関係があります。最大の問題が「政治とカネ」の問題で不透明で、国民に説明責任を果たせていない、これに対する疑惑が非常に高まって、このままでは参議院選挙がたたかえない、普天間問題での迷走と混迷、結局辺野古に移設という案になったという民主党の路線の破綻ですね。

 あるいは前の選挙をうけて、一定の前向きの方向を示していた後期高齢者医療制度やその他の問題についても先送りする、労働者派遣法の改正問題でも骨抜きにする、こういうことへの厳しい審判が下ったわけです。そういうことへの反省なしに、「政治とカネ」の問題はまるで無かったかのように代表選に出馬した小沢さんに対する批判がひろい国民のなかから、「いったいどんな顔して総裁選に出てきたのか」と見たんでしょう。

 じゃ菅さんはクリーンかと言うと、菅さんの言葉を鮮明に覚えているんだけれども、「辞めることによってけじめはつけられた」とおっしゃった。辞めることによって普天間のけじめもつけたし、「政治とカネ」についてもけじめをつけたと述べておられました。記者会見で説明はしたけれども、国会の場で一度も、政倫審でも証人喚問でも一度も説明はしないで、国民は納得していないのにけじめはついたという。
 
 双方ともそういう点では、「政治とカネ」の問題についてきちんとした態度をとっていない。世論調査で表れているのは、「自分の顔では参議院選挙はたたかえない」ということで鳩山さんと小沢さんが辞めたのに、何のけじめもつけずにまた表れたということへの不満がかなり大きいんじゃないでしょうかね。そんな印象を持ちました。

 同じ民主党内だけれども、やっぱり世論を反映して、二人の間にはさまざまなニュアンスの違いはある程度表れていると思いますが、一番言いたいことは、今、国民が暮らしや経済や外交でどんな日本にするのかということについて閉塞感を持っているもとで、それを解決する方向を示すような大きな議論があまりやられていなくて、こまごました議論がやられているという印象を持っています。


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