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2008年9月2日(火)「しんぶん赤旗」

10.5全国青年大集会成功へ

首都圏学習決起集会で交流

市田書記局長が講演(要旨)


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(写真)講演する市田忠義書記局長

 青年大集会の成功をめざして奮闘されている民青同盟と青年党員の皆さんに心から敬意を表します。

 雇用問題での全国青年大集会は今年で5回目です。昨年は史上最高の3300人が参加し、集会を機に全国各地で偽装請負や人権じゅうりんの派遣労働の実態告発など、若者の人間らしい労働を求める運動が前進しました。

 9月12日から始まる臨時国会中にも政府の派遣法改正案がとりまとめられる予定です。今年の大集会は、派遣労働をめぐる「潮目の変化」のなか、派遣法抜本改正をめざすたたかいの正念場に開かれます。集会の成功は雇用問題をめぐる前向きの変化を確実なものとし、雇用を守る運動と労働組合づくりの前進にも大きな力となるものです。

 さらに、年内または来年初頭の解散・総選挙の可能性が生まれている緊迫した情勢の下で、人間らしい働き方のルールの確立を選挙の争点に押し出し、自民・公明が進めてきた悪政転換のたたかいの第一歩ともなるものです。日本共産党も、この大集会成功のため、全力を尽くす決意です。

ハケンなど無権利な使い捨て労働を転換させる歴史的集会に

 今年は小林多喜二の「蟹工船」が大きな話題となりました。なぜ21世紀に、戦前の「蟹工船」と同じような事態におちいっているのか。

 財界は、自分たちに使い勝手のよい、安上がりの労働者にしたいと画策してきました。その第一歩となったのが1985年の労働者派遣法制定でした。もちろん日本共産党は徹底的に反対してたたかいました。大きな節目となった99年の派遣法大改悪で、日本共産党以外のすべての党は派遣労働の原則自由化を強行し、さらに自公政権は04年には、ここだけは絶対だめだと言われていた製造業への派遣も可能にしました。

 これを機に、「正規」から「非正規」への置き換えが、とくに若い世代の中で一気に進みました。「非正規」労働の広がりは「正規」で働く若者の労働条件も悪化させました。働いても働いてもまともに生活できなくなる一方で、大企業の経常利益はこの5年で15兆3千億円から32兆8千億円に、大企業の役員給与も1424万円から2810万円に倍増しました。

 このひどい社会のありように「人間らしく働きたい」と青年自身が立ち上がったのが、全国青年大集会でした。この間の青年のたたかいが財界や政府を追い詰めています。光洋シーリングテクノや日亜化学、キヤノンなどでの偽装請負の告発が第一歩でした。

 私はこの告発を受けて06年10月13日、参院予算委員会で当時の安倍首相を追及し、政府も通達を出して偽装請負はできなくなりました。民青同盟の雇用アンケート、ネットカフェ難民実態調査、昨年の全国青年大集会の大きな成功などが、若者の雇用破壊、貧困と格差の広がりを社会の大問題に押し出しました。

 情勢が劇的に変化したのは今年です。非人間的な働かされ方への労働者の告発が、厚労省をグッドウィルなどの摘発に向かわせました。決定的だったのは今年2月の衆院予算委員会での志位委員長の追及で、福田首相に日雇い派遣や派遣労働の急増について「好ましいものではない」と答弁させ、キヤノンなどの違法・脱法行為についての調査を約束させました。

 6月には志位委員長らがキヤノン長浜工場を調査し、その場で「派遣労働は解消します」と回答させました。その後、キヤノンは8900人の期間工全員に、夏冬の休業補助として1人あたり約4万円、総額約3億円を支給することになりました。

 日本共産党は労働者派遣法を抜本的に改正し、派遣労働者保護法に変えるという法律案を発表しました。

 20年以上続いてきた派遣労働の規制緩和にストップをかけ、転換する歴史的情勢を迎えています。なんとしても、青年が人間らしい働き方を取り戻せるような法改正を勝ち取るために、力を合わせましょう。

 働くルールの規制緩和でうまい汁を吸ってきた財界・大企業が簡単に引き下がることはありません。たたかいが切り開いてきた方向に確信を持ち、逆流を全国の青年の連帯で打ち破り、大集会の成功で私たちの団結と意志をはっきりと示そうではありませんか。

「二重の苦しみ」を打ち破る連帯を、さらに大きく広げる集会へ

 二つ目に述べたいのは、若者が直面する「二重の苦しみ」を打ち破る連帯を、さらに大きく広げる歴史的集会にしようということです。

 私は、若者が集うことそのものに大きな意味があると考えています。

 若者は「まともな仕事につけないのは自分の努力が足りないから」と思い込まされ、人間としての誇りや尊厳を深く傷つけられています。社会の中で苦しみ、その原因は自分にあるとさらに自分を苦しめる、「二重の苦しみ」の中にあります。

 これを打ち破る力は何か。青年が集い、苦しみを出し合い、本音で語り、この苦しみは私だけではない、青年みんなに共通している、ならば原因はみんなに共通する社会のありようにあるのだと気づくことです。

 この点で私は、03年から積み重ねてきた青年大集会のとりくみが、「二重の苦しみ」と格闘し、乗り越え、若者の間に人間的社会的連帯を築いてきたこと、「自己責任論」を振りかざす財界の若者支配を打ち破る連帯の力をつくりだしてきたことに、大きな確信を持ってほしいと強調したい。

 働く若者の連帯とたたかいは、集会を重ねるごとに着実に広がっています。個人加盟の労働組合「ユニオン」は昨年、新たに6県でつくられ13県に広がりました。

 民青同盟や日本共産党、労働組合も、若者の雇用問題に粘り強くとりくんできました。

 その積み重ねがあったからこそ、広い青年たちに変化が起こり始めています。ここに確信を持ち、今年の大集会を、若者全体に大きな連帯を広げる出発点にしようではありませんか。

集会成功へ党と民青同盟が果たすべき役割

 最後に集会成功へ、党と民青同盟が果たすべき役割についてです。

 第一に、若者の「二重の苦しみ」に心を寄せ、働き方や暮らしの実態、願いや悩みをよく聞き、語り、現状打開へともに力を尽くすことです。

 党と民青同盟が力を合わせ、願いにこたえるとりくみをあらゆる分野で進め、集会に持ち寄っていこうではありませんか。労働組合をはじめさまざまな民主的な諸団体との共同や交流を発展させましょう。

 第二に、現状打開の確かな展望を広げ、運動発展の力にすることです。

 民青同盟班や党の青年・学生支部で、何でも相談しあえる交流会や食事会、“要求や不安、生きづらさ”と結んで日本共産党の綱領や科学的社会主義を学び、現状を打開する展望をつかむ「集い」など集会に向けて各地で開きましょう。

 第三は、「人間らしく働きたい」と切実に願う多くの若者を民青同盟と党に迎えることです。

 ルールある経済社会を築くためには、大企業中心の政治を大本から転換する立場を掲げ、草の根で青年と連帯してたたかう日本共産党や民青同盟が大きくなることがどうしても必要です。民青同盟や党の姿を知り、その一員に加わることは、その人が前向きに生きていく上での確かな力に必ずなります。

 最後に皆さんの大先輩、戦前の共青の合言葉を紹介します。「未来は青年のものである」「青年動くときすでに勝利の光あり」

 若い皆さんはたたかう喜びと同時に勝利する喜びを味わうことができる世代です。新しい民主的社会の実現が確実にできる世代です。そういう誇りと喜び、確信を持って、もてる力を最大限に発揮して頑張られることを呼びかけると同時に、日本共産党中央委員会としても集会成功のためにあらゆる力を注ぐ決意を表明し、話を終わります。


 「二重の苦しみ」 若者は、職場では派遣、請負、期間社員など無権利な「使い捨て」労働、長時間過密労働のもとにおかれ、学校では高学費などに苦しんでいます。同時に、若者の多くが、その生活苦の責任を「自己責任」のように思いこまされ、人間としての誇りを傷つけられる二重の苦しみを負わされています。


8人の青年が報告

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(写真)首都圏学習決起集会で各地の取り組みや実態を交流する青年たち=8月30日、党本部

 集会では東京、千葉、埼玉、神奈川の8人の青年が、雇用と仕事の非人間的な実態を告発し、これを変えようと立ちあがっている経験を交流。民青同盟の田中悠委員長が行動をよびかけました。

 埼玉県から参加した30歳の男性は、高校卒業後、正社員として数社に勤めてきました。上司が勝手にタイムカードを押したり、タイムカードがなかったりして、残業代がほとんど支払われないばかりか、「仕事が遅いお前が悪い」とののしられ自分を責めていたといいます。作業中けがをして入院しましたが、「早く出て来い」と会社にいわれたことを話すと、「ひどい」の声が会場からあがりました。全国青年大集会に地域の青年とともに貸し切りバスで参加する計画で、「同じように苦しんでいる多くの青年とアンケートでつながり、集会に誘いたい」と語りました。

 「ひどいときは午前2時に電話がかかってきて、朝7時に集合できないかといわれたり、現場では私物を入れるロッカーもなく、大きなダンボールに入れさせられ、財布のお金や弁当を盗まれた」と語ったのは千葉県から参加した日雇い派遣で1年半働いてきた女性です。「こうしたつらい経験を交流し話し合うなかで、青年ユニオンを結成しようとしている」とのべ、激励の拍手に包まれました。

 外食のチェーン店で働き都内の青年ユニオンで活動する男性は、「名ばかり店長」が過酷な労働と激しい競争で心身の健康を損ない、人格までゆがめられていることを告発。ユニオンに加入して団体交渉し、有給休暇をとれるようにして残業代の計算方法を是正させたと話し、「自分の権利を守ることが他人の権利を保障することになり、他人の権利を守ることが自分の権利を保障することになる」と呼びかけました。

 駅前で「お帰りなさい宣伝」をしながら仕事の実態アンケートをしたり、工場周辺のワンルームアパートへの軒なみ訪問・対話、地域に実行委員会を結成して事前企画を開いたなど、10・5全国青年大集会にむけた多彩な活動が報告され、「一人でも多くの青年に大集会のことを知らせていきたい」と決意が語られました。

 8月30日に党本部で開かれた「全国青年大集会2008」(10月5日、東京・明治公園)の成功をめざす首都圏学習決起集会での市田忠義書記局長の講演(要旨)と参加者の報告を紹介します。市田さんの講演は、民青同盟の運動交流ブログでみることができます。


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