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ご意見ご要望をお寄せ下さい 日本共産党 副委員長・参議院議員 市田忠義
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集団的自衛権行使を阻止!

市田忠義  日本共産党副委員長

 安倍政権の暴走ぶりは目にあまる。平和、民主主義、くらしのあらゆる分野で、国民をそっちのけ、しかもハンドルは右にしかきれない。同時に、暴走の一歩一歩が国民とのあいだの矛盾を深めつつある。その危険性は直視する必要はあるが、「恐るるに足らず」である。国民の中ではわれわれが多数派である。

集団的自衛権―侵略戦争の隠れミノ
 
集団的自衛権とは何か。日本がどこからも武力攻撃を受けていない、アメリカ本国も攻撃を受けていないのに、海外でアメリカが行う戦争に日本も一緒になって戦争しようということなのである。
 集団的自衛権は国連憲章で認められている権利である、と政府、自民党はよく言う。しかし、実際に、国連憲章51条の発動として、集団的自衛権の名のもとにおこなわれた武力攻撃や戦争は、アメリカのベトナム侵略戦争、旧ソ連のチェコスロバキア、アフガニスタンへの侵攻など、いずれも国連憲章違反の大国による干渉戦争で、侵略戦争を合理化するものばかりである。

憲法第9条が歯止め

 歴代政府の見解は、集団的自衛権の行使は憲法9条に違反するから許されないというものであった。だから、イラク戦争やアフガン戦争の時に、自衛隊を海外に派兵したが、9条と、この解釈が歯止めになって、いずれの法律にも、武力による威嚇(いかく)や武力行使はしてはならない、戦闘地域に入ってはならない、と明記せざるを得なかった。当時の小泉首相が、「どこが非戦闘地域か」と問われて、「自衛隊の行くところ」という珍答弁をせざるを得なかったのもそのためである。その歯止めをとりはらって、海外でアメリカと一緒に戦争できるようにしようというのが、集団的自衛権のねらいである。それを覆い隠すために現実にはあり得ない話を持ち出す。曰く、「日本の近海で日本防衛のために行動している米艦船が攻撃された時、助けなくてよいのか」。これは個別的自衛権の話だ。(中曽根元首相) しかも日本の近海で米艦船をどこの国が攻撃するというのか。北朝鮮か。そんな能力はない。中国か。米中戦争なんてアメリカを含めて誰も望んでいない。
 だいたい従来の政府解釈をそんなに簡単に変えることは許されない。そこで安倍首相は集団的自衛権行使を認める法制局長官へと首をすげ替え、解釈を変え、9条を骨抜きにしようとした。

 ところが、これはひどい、クーデターではないかという声が各方面から巻き起こった。多くの法制局長官経験者が怒っている。戦後自民党政治の自己否定ではないか。小泉内閣時代の阪田元長官は「集団的自衛権の行使とは海外で戦闘に加わるということだ。自衛隊員に犠牲者がでることや、隊員が軍人を殺傷することも起こり得る」(2013年8月9日付「朝日」)、と述べている。
 安倍首相の本来のねらいは9条改憲で正面突破することだった。しかし世論はそれを許さないとみて、96条改憲の迂回作戦にでたが9条改憲派まで敵にまわし、立憲主義の否定という批判にさらされた。そこで法制局長官の首をすげ替えるというクーデターをやった。
 強そうに見えるが、暴走すればするほど墓穴を掘る。危険性を直視しつつ、恐れずにがんばること。――これは秘密保護法反対のたたかいでも示された大事な教訓である。
(いちだ ただよし)

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